理学療法士 国家試験復習&臨床まとめ

国家試験の解答と解説をnoteも用いながら行います.自己学習の意味も兼ねてです.また,研修で学んだことなども随時のせていきます.疑問や,意見などございましたらよろしくお願い致します.

大腿方形筋:quadratus femoris muscle

○起始:坐骨結節の外面

 停止:大転子後面下部の転子間綾

 支配神経:仙骨神経叢 髄節:L4~S2

 作用:股関節の外旋,内転

 筋連結:外閉鎖筋(腱),外側広筋(腱膜)

○解剖学的特徴

 ・後方からみて,大殿筋の深層に位置する

 ・下双子筋のすぐ下方を横走する方形の筋

 ・筋腹の幅は約5cmあるが,個人差がある

 ・股関節関節包の後下方は下殿神経および大腿方形筋枝の関節包枝によりそれぞれ

  支配されている

○機能学的特徴

 ・他に梨状筋,上,下双子筋,内閉鎖筋,外閉鎖筋を加えた6つの筋群は,すべて

  股関節外旋に作用する小さな筋の集合体であり,深層外旋6筋とよばれる

 ・深層外旋6筋は肩関節でいう腱板と同じように,腸骨大腿靱帯などと協力して骨頭

  を支持し,骨頭の安定化に関与している

 ・大腿方形筋は,深層外旋6筋のなかでも下方に位置し股関節の内転作用がある

  ※補助的であるが

触診・臨床症状:

大腿方形筋について|PT51108005|note