骨粗鬆症治療剤 ボナロンについて
○アレンドロネートの作用機序
Step1:BPs(ビスホスホネート)はハイドロキシアパタイトに高い親和性を有する.
生体内に投与されたALN (アレンドロネート)は,骨吸収面に露呈する
ハイドロキシアパタイトに結合すると考えられている
Step2:ALN の骨組織への結合は,溶液のpH に依存する.
破骨細胞による酸分泌のために,pH が低いと考えられている.骨吸収面に分布
したALN は,破骨細胞による骨吸収に伴う局所的なpH の低下により,骨吸収面
から遊離して破骨細胞に作用していると考えられる
Step3:破骨細胞を含むいくつかの細胞の活性を減少させ,主作用である
アポトーシスの早発を起こすような,一連の変化を引き起こす.
Step4:アポトーシスを起こした状態
○骨折リスクと骨粗鬆症治療薬の関係