ヒラメ筋:soleus muscle
○起始:腓骨頭から腓骨後面ならびに脛骨ヒラメ筋線(脛骨内側縁)
停止:腓腹筋とともにアキレス腱を構成し踵骨隆起
○神経:脛骨神経 髄節:L(4)5-S1(2)
○作用:足の底屈
○解剖学的特徴
・ヒラメ筋は腓腹筋の深層で下腿後面のほとんどの領域を占める
・ヒラメ筋腱弓の下を膝窩動脈,静脈と脛骨神経が通過する
・アキレス腱と足関節後面との間の間隙はKager`s fat padとよばれる脂肪体が埋めて
おり,腱の滑りの円滑化や衝撃の緩衝作用を果たす
○機能的特徴
・ヒラメ筋は足関節の底屈に関わる(膝関節屈曲位)
・足部が固定された状態(立位)では踵を挙げる ※膝関節屈曲位
・足底を接地し,足関節が背屈位となると腓腹筋,ヒラメ筋が伸長されともに底屈
運動に作用することになる
・ヒラメ筋は主に赤筋により構成される ※腓腹筋は主に白筋
臨床症状・アキレス腱断裂 少し:ヒラメ筋について|PT51108005|note