理学療法士 国家試験復習&臨床まとめ

国家試験の解答と解説をnoteも用いながら行います.自己学習の意味も兼ねてです.また,研修で学んだことなども随時のせていきます.疑問や,意見などございましたらよろしくお願い致します.

足関節(背屈制限)拘縮の診方とアプローチ

○下肢運動連鎖

 膝関節外反ストレス:大腿骨内旋ー脛骨内旋ー足部回内

 膝関節内反ストレス:大腿骨外旋ー脛骨外旋ー足部回外

 太字の運動連鎖は一定だが,下腿より上位の運動連鎖は一定しない

○距骨下関節でおこる機能的脚長差

 距骨下関節回内:距舟関節・踵立方関節の関節軸が平行に近づく

         (Flexible Structure = 柔らかい)

 距骨下関節回外:距舟関節・踵立法関節の関節軸が放射状に角度が開く

         (Rigid Structure = 硬い)

X線学的立位脊柱アライメントの分類

 前方非代償バランス:前足部に荷重 足部回内位 背屈・外反

           胸椎後弯型 骨盤前傾型

 矢状面代償バランス:腰椎前弯型 至適型 腰椎前弯減少型

 後方非代償バランス:後足部に荷重 足部回外位 底屈・内反

           腰椎前弯型 骨盤後傾型

 

※足関節の影響が姿勢や全身に影響する

○足背屈運動軸:内果と外果を結ぶラインが背屈運動軸となる

 ・内果より外果が下方に位置 ・内果より外果が後方に位置

○距腿関節の包内運動

 ・背屈:距骨の上面は下腿に対して前方に転がると同時に後方へ滑る

     前部関節包,前距腓靱帯は緩む アキレス腱,後部関節包は緊張する

 ・底屈:距骨の上面は下腿に対して後方に転がると同時に前方へ滑る

     アキレス腱,後部関節包,踵腓靱帯は緩む 前部関節包,前距腓靱帯は緊張する

     高齢者では底屈制限もあること多いからチェック必要

※伸長するほうだけでなく,緩むほうも制限になり得る

 

アプローチ方法,評価方法(文章だけだけど…)はこちら

足関節(背屈制限)拘縮の診方とアプローチ①|PT51108005|note

足関節(背屈制限)拘縮の診方とアプローチ②|PT51108005|note

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