回旋筋腱板の評価と施術法 ~棘上筋~
○棘上筋:Supraspinatus muscle
起始:肩甲骨棘上窩 停止:上腕骨大結節の上面(superior facet)
支配神経:肩甲上神経(C5・C6)
作用:正常位において収縮すると肩関節の挙上
水平位において収縮すると上肢の挙上
触診
・筋腹レベル
①上背部を手掌で軽く圧迫し,肩甲棘の位置を確認 → 肩甲棘の上方に位置する棘上筋を確認
②下垂位で肩関節の内外旋で前部・後部を分けて触知 → 全形を把握する
内旋:棘上筋前方 外旋:棘上筋後方
③内旋位,外旋位での45°外転で前部・後部の筋収縮を確認する
・停止腱レベル
①結節間溝を確認し,大結節の上面(superior facet)を触れる
②肩関節を外旋しながら伸展・内転させ上面前方部に停止する棘上筋腱が,肩峰より引き出される
③肩関節を内旋しながら伸展・内転させ上面後方部に停止する棘上筋腱が,肩峰より引き出される
棘上筋の評価と施術法
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