理学療法士 国家試験43-13
75歳の女性.玄関で転倒し右肩の痛みと挙上困難を生じ,カラーアンドカフ法で保存的な治療を受けた.骨折時の右肩のエックス線写真(別冊No.4A)と固定状態の写真(別冊No.4B)とを別に示す.1ヶ月経過して骨折部が安定した.
この時点で理学療法(別冊No.4C①~⑤)で適切でないのはどれか.
No.4A
No.4B
No.4C
1.①
2.②
3.③
4.④
5.⑤
解答
1.×:健側による患側肩関節の自己他動運動
2.×:棒を使うことでの健側介助による患側挙上
3.×:プーリーエクササイズによる自己他動運動
4.×:振り子運動によるROM Ex.
5.○:肩周囲筋のトレーニングは低負荷で行い,転倒予防から座位が望ましい
5つのなかでこれだけ抵抗運動であるため,負担が強いと考えられる
解説