理学療法士 国家試験復習&臨床まとめ

国家試験の解答と解説をnoteも用いながら行います.自己学習の意味も兼ねてです.また,研修で学んだことなども随時のせていきます.疑問や,意見などございましたらよろしくお願い致します.

上腕骨内側上顆炎:medial epicondylitis of humerus/medial epicondylitis

○病態

 ・野球,ゴルフなどの腕の使い過ぎによる.日常生活での使いすぎで生じることも

  ある

 ・肘の内側に痛みが起こる

 ・ゴルフ肘ともよばれ,上腕骨の内側上顆に付着する円回内筋や手関節の屈筋群の

  腱,筋腱移行部に炎症や変性が生じる

  ※変性変化は円回内筋とFCR移行部に初発し,進行すると肘部管症候群を

   合併しやすい(23~60%)

 ・男性で20~49歳に起こりやすい

 ・急性型:腱の炎症による 

 ・慢性型:腱の微小損傷が完全に治癒しないために慢性疼痛と機能不全を引き起こす

○確認,診断:

上腕骨内側上顆炎について|PT51108005|note

理学療法士 国家試験46a-81

「全般的な知能に大きな低下がなく,文字を読めば分かるが書くことができない」のはどれか.

1.学習障害

2.Rett症候群

3.Tourette症候群

4.広汎性発達障害

5.注意欠陥多動性障害

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足関節の外側側副靱帯について

○前距腓靱帯:Anterior TaloFibullar Ligament;ATFL

 起始:外果の前方 停止:距骨体から頸部への移行部(外側部)

○踵腓靱帯:CalcaneroFibullar Ligament;CFL

 起始:外果の遠位 停止:踵骨の外側部

○後距腓靱帯:Posterior TaloFibullar Ligament;PTFL

 起始:外果の後方 停止:距骨後突起の外側結節

 

・作用:距腿関節および距骨下関節の外側を補強

解剖学的特徴

 ・外果より起こり,前方,下方,後方と放射状に分散する

 

機能的特徴

 ・三角靱帯により安定性が保たれる内側に比べ,外側では外果による骨性の安定性が

  図られる割合が多い

 ・足関節の背屈により前距腓靱帯は弛緩し後距腓靱帯は緊張する底屈時には

  その緊張は逆転する

 ※背屈位では,距骨がmortiseにしっかりと適合するため後距腓靱帯が損傷することは

  極めて稀

 ・後距腓靱帯の走行は,前方から後方というより外側から内側へ走行している

  →距骨の後方移動を制動

 ・踵腓靱帯は背・底屈の角度に関係なく一定の緊張を保ち,内返しに対する主要な

  制動組織となる

臨床症状:

足関節外側側副靱帯について|PT51108005|note