理学療法士 国家試験復習&臨床まとめ

国家試験の解答と解説をnoteも用いながら行います.自己学習の意味も兼ねてです.また,研修で学んだことなども随時のせていきます.疑問や,意見などございましたらよろしくお願い致します.

上腕骨骨幹部骨折について

○定義

 ・骨幹部または骨幹中央に生じ,関節内骨折や,近位・遠位の骨端線損傷を合併しないもの

 ・骨折した高位により作用する筋力が異なり,違った転位の様式を示すため,解剖学的な位置関係によってこれらの骨折を分類することが有用

 ・開放,閉鎖骨折,横骨折,斜骨折,らせん骨折,分節骨折,粉砕骨折などに分類される

 ・神経(橈骨神経麻痺)や動脈損傷の有無,病的骨折が追加分類としてある

 ・血行が良好な部位 → 骨癒合が生じやすい ※固定が不十分だと偽関節を生じる

○受傷機序

 ・直達外力,捻転力(投球や腕相撲→らせん骨折),腕からの落下,貫通創などで起こる

 ・最も頻度の高いのは交通事故による受傷

○標準的な骨癒合期間:8~12週

○標準的なリハビリテーション機関:12~16週

上腕骨骨幹部骨折|PT51108005|note